■ ID
| 1665 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Size-segregated allergenic particles released from airborne Cryptomeria japonica pollen grains during the yellow sand events within the pollen scattering seasons |
■ 著者
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Qingyue Wang
埼玉大学
Xiumin Gong
埼玉大学
Miho Suzuki
埼玉大学
Senlin Lu
上海大学
Kazuhiko Sekiguchi
埼玉大学
Daisuke Nakajima
(独)国立環境研究所
Makoto Miwa
埼玉県環境科学国際センター
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2013 |
■ 誌名・巻・号・年
| Asian Journal of Atmospheric Environment, Vol.7, No.4, 191-198, 2013 |
■ 抄録・要旨
| スギ花粉は、日本で春に最も普通に飛散する花粉である。この花粉が飛散する春には、東アジア大陸から黄砂が長距離輸送されることもある。そのため、花粉と黄砂の複合影響などが考えられる。この研究の目的は、黄砂が到達している間のスギ花粉粒子と大きさで分離されたアレルゲン性粒子(Cryj1)の動態を調べることである。2009年と2010年の2月から3月までの花粉の飛散時期に、さいたま市内にある都市域住宅地の道路端で、両者を採取した。その結果、黄砂の到達と花粉飛散のピークの重なりが観察された。また、気象データより、花粉粒子のピークは、前日よりも風速と気温が高いときに生じることがわかった。一方、大きさで分離されたアレルゲン性粒子の動態の調査から、高濃度のCryj1は、1.1μmと同じ又はそれよりも小さい粒子で検出された。また、黄砂をトラップした雨水がCryj1の放出に影響する重要な要因のひとつであることもわかった。そのため、今後は、スギ花粉のアレルゲン性種と黄砂粒子の化学成分との間の関係を明らかにする必要がある。
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